自転車との接触事故を起こした市議、事故不申告で書類送検

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昨年12月に神奈川県大和市内の市道で乗用車を運転中、自転車に接触する事故を起こして相手に重傷を負わせたものの、そのまま現場から走り去っていた75歳の同市議会議員の男について、神奈川県警は16日、自動車運転過失傷害などの容疑で書類送検した。

神奈川県警・大和署によると、書類送検された市議の男は2011年12月20日の午前8時30分ごろ、大和市下鶴間付近の市道で乗用車を運転していた際、路肩を走行していた31歳の女性が乗る自転車に接触。転倒を誘発し、女性に足指を骨折する重傷を負わせた疑いがもたれている。

男はそのまま現場を離れたが、事故から約20分後に「接触事故を起こしたようだが、急いでいたのでそのまま走り去った」と警察に通報。警察はひき逃げの可能性もあるとして調べを進めてきた。

調べに対して男は「何かが当たった音は聞こえたが、自転車が転倒したことには気がつかなかった」などと供述。最初に接触したのも自転車本体ではなく、女性が所持していたショルダーバッグであったことや、接触部位がクルマの左後部だったことも後に判明し、警察は「相手を負傷させた認識が男にはなかった」と最終的に判断した。

このため「ひき逃げではなく、事故不申告だった」として、16日までに男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(事故不申告)容疑で横浜地検へ書類送検したが、処罰を求める「厳重」の意見書を付与している。

《石田真一》

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