被災地を守る「ウルトラ・ポリス・フォース」 福島県警が設立

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福島県警の「Ultra Police Force(ウルトラ・ポリス・フォース)」が着用するバッジ。シルエットでウルトラマンが描かれている。(C)円谷プロ
福島県警の「Ultra Police Force(ウルトラ・ポリス・フォース)」が着用するバッジ。シルエットでウルトラマンが描かれている。(C)円谷プロ 全 1 枚 拡大写真

福島県警は1日、東日本大震災を受けての治安情勢変化に対応するため、全国から特別出向した警察官350人を採用した。福島県出身で円谷プロダクションの設立者である故円谷英二氏にちなみ、ウルトラマンをデザインしたバッジと腕章を着用して職務につく。

これは被災3県(福島、宮城、岩手)で窃盗事件が相次ぐなど、治安悪化の懸念があることから、3県警で750人の警官を増員し、警らなどの職務につかせる措置の一環。福島県には警視庁や21道府県警、皇宮警察から350人が警ら要員として特別出向する。いずれも1月31日付けで一旦退職し、2月1日付けで福島県警が新たに採用。平成24年度末(2013年3月)まで福島県内で職務につく。

福島県警はこの特別出向者350人について、「Ultra Police Force(ウルトラ・ポリス・フォース)」という愛称を付け、ウルトラマンをデザインした缶バッジと腕章を着用した状態で職務につかせることも決めた。

これはウルトラマンを制作する円谷プロダクションの創設者、故円谷英二氏が福島県須賀川市出身であることから、福島県警が同プロダクションにウルトラマンを使用する許諾を求め、同プロダクションもこれを快諾したことから実現した。

バッジにはスペシウム光線を撃つウルトラマンをシルエットでデザイン。腕章はウルトラマンの赤と銀を基調としたデザインとなっている。

350人中145人は、福島第一原発事故に伴う警戒区域で急増する窃盗事件の取締りを主目的とした「特別警ら隊」に配置されることが決まっている。バッジと腕章の着用は、2月6日に福島県警察学校で行われる特別出向者入県式以降となるようだ。

《石田真一》

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