トヨタ伊地知専務、足元の実力は営業利益5400億円

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ86(2月2日、発表会)
トヨタ86(2月2日、発表会) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役・専務役員は7日の決算発表の席上、同社の現下の収益力は、東日本大震災やタイの大洪水の影響を除いた場合、「1ドル78円、連結販売台数780万台で営業利益は5400億円」と評価した。

同日発表した2012年3月期の業績予想に、大震災と洪水の影響による販売減や収益の悪化分を上乗せして評価した。伊地知専務は「タラレバ(の試算)で悪いけど、社内ではこれがトヨタの実力と認識している」と、述べた。

トヨタは2011年3月に中長期の指針であるグローバルビジョンを公表。このなかで、1ドル85円の円高環境下でも、トヨタ単体(トヨタ、レクサスブランド)の販売が750万台を確保できた場合、1兆円の連結営業利益、5%の同利益率を確保するという収益目標を掲げた。

伊地知専務は、大幅な円高が進んだ状況下での足元の“推定利益レベル”は「グローバルビジョンの目標に向けて、オンザラインで進行できている」とも言及した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る