[大学進学]目標を宣言した高校生は、満足度が高い

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進路や志望大学・学部の情報源/進路の情報収集でのパソコン・携帯電話の利用
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 ベネッセは2月7日、全国の4年制大学に通う大学生を対象にした「大学進学振り返り調査」の結果を公開した。

 同調査は、2011年11月に、全国の4年制大学に通う大学生1,500名(「進研ゼミ」の元会員を調査母体に、文系男子・女子、理系男子・女子それぞれ375名)を対象にインターネットで実施。進路選択や大学受験の状況、進路選択の悩み、高校時代の夢や目標、大学選択で重視したこと、就職に関する意識などについて調査したもの。

 進路や志望大学・学部の情報源については、「高校の先生の話」(67.3%)のほか、「大学の入学案内やパンフレット」(77.9%)、「オープンキャンパス」(59.1%)、「大学のホームページ」(35.7%)などとなっている。また、進路の情報収集でのパソコンや携帯電話をどれくらい利用したかを尋ねた質問では、パソコンについては約9割が「利用があった」と回答している。

 進路選択における悩みのトップは、「志望する大学・学部に入るのに学力レベルが十分ではないこと」(75.3%)となった。また、「勉強する気が起きないこと」(70.8%)のほか、「自分の適性がわからない」63.8%)、「自分のつきたい職業がわからない」(61.0%)、「自分の進みたい専門分野がわからない」(53.8%)といった悩みも5割から6割に上っている。

 一方で、7割を超える高校生が「夢や目標」を持ち、約半数が「夢や目標を宣言した」と回答。宣言相手は「母親」がもっとも多く78.1%、次に「学校の友だち」(76.6%)、「父親」(56.3%)だった。

 夢や目標を宣言した高校生は、「自分の適性」に関する悩みが少なく、「将来の仕事に役立つ勉強がしたい」「専門的な研究をしたい」など大学進学に明確な理由を持っており、逆に宣言をしていない高校生は、「自分の適性」に不安をもち、大学進学についても、「周囲の人がみな行くから」「すぐに社会に出るのが不安だから」といった回答をする割合が高いことが伺える。また、夢や目標を宣言した高校生は、受験で努力した割合が高く、大学進学時の満足度が高くなっている。

目標を宣言した高校生は、大学進学時の満足度が高い結果に

《前田 有香》

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