トヨタ伊地知専務「圧倒的な技術力を持って戦うために、国内にこだわる」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車・伊地知隆彦取締役専務役員
トヨタ自動車・伊地知隆彦取締役専務役員 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は7日、都内で開いた決算会見で、日本でのモノづくりについて「圧倒的な技術力を持って戦うには、国内にこだわらざるを得ない」との考えを示した。

伊地知専務は「日本の人材であるとかサプライチェーン、これはやっぱりモノづくりの中で、世界の中で頭ひとつ出ている。従って技術力にこだわるのであれば、国内にこだわろうということだ」と述べた。

「その中で、国内でどれだけ造っていくかということになるが、まず国内で販売する車、それから『ランドクルーザー』などの少品種で生産しているグローバルカー、あるいはレクサスなどの高付加価値の車や環境車など、やはり日本で造った方が海外に持っていくよりも経済合理性があるという車はある。それを積み重ねていくとだいたい300万台位になる。だから数ではなくて、日本にこだわるということだ」と強調した。

さらに伊地知専務は「これだけの環境が大きく変化する中で、しっかり利益を叩き出すことが今できているわけなので、モノづくりの地力はついている」とも述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る