【アルファロメオ ジュリエッタ 試乗】アルフィスタの心を鷲掴み…島崎七生人

試乗記 輸入車
アルファロメオ ジュリエッタ
アルファロメオ ジュリエッタ 全 5 枚 拡大写真

構成要素は左右に離れたヘッドランプと盾型グリル、バンパー下のインテークのみ。普通に考えれば間延びするはずのマスクだが雰囲気で“魅せて”しまうのがサスガ。

大胆にして繊細なテールエンドの造形、デリケートなキャラクターラインが作り出すボディサイドの抑揚。写真以上に実車は見応えがある。

さらに復活した『ジュリエッタ』の名。これだけでもう、アルフィスタの心を鷲掴みにしたようなものだ。

キマリ過ぎのTV-CFがイメージを固定化しないか少し心配だが、クルマは、走らせてみるとアルファロメオ流だ。現代的に進化・洗練させたというより、あくまでアルファの世界観にこだわった風で、多少、ロールが抑え気味である以外は、スッスッとした身のこなし、アクセルワークに軽快に応えるエンジンフィールなど「ああ、アルファロメオだなあ」と思え、とにかく気持ちがいい。

高性能版の「クワドリフォリオ・ヴェルデ」は、動力性能がよりダイナミックで、6速MT、クラッチのフィールも自然でなめらか。足まわりも、よりヒタッと路面とコンタクトしてくれる感がある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る