8日、米国で開幕したシカゴモーターショー12。フォルクスワーゲンのブースの主役は、『ザ・ビートルTDI』が務めた。
同車は、『ザ・ビートル』にクリーンディーゼルエンジン、「TDI」を搭載したグレード。すでに米国仕様の『ジェッタ』や『ゴルフ』に用意されている直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力140ps、最大トルク32.6kgmを引き出す。
トランスミッションは、6速MTまたはDSG。米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地12.33km/リットル、高速16.58km/リットルで、排出ガス性能は全米50州の基準に適合する。
フォルクスワーゲンによると、ディーゼル設定は先代の『ニュービートル』以来、6年ぶり。ニュービートルでは、1998〜2006年の9年間、1.9リットルのディーゼルエンジン搭載車が販売された。ここ数年、米国ではディーゼルエンジンの良さが消費者に認められつつあり、フォルクスワーゲンは再び、ザ・ビートルにディーゼルを投入する。
ザ・ビートルTDIは今夏、米国市場へ投入される予定。フォルクスワーゲンオブアメリカは、「最も燃費性能に優れる21世紀のビートル」とアピールしている。