市光工業は、タイ子会社である市光タイランドがテクニカルセンターを併設した工場を新設すると発表した。
市光タイランドは、タイのアマタ・シティ工業団地内に、6万平方mの土地を所得し、新工場・テクニカルセンターを建設する。2013年3月から市光工業の主力製品である自動車用のヘッドランプ、リアコンビネーションランプ、ミラーの本格的な量産を開始する予定。製品は国内外の自動車メーカー各社のタイ拠点に製品を供給していく計画。
市光工業は、タイに進出している自動車メーカーとの関係を深め、成長著しい東南アジアでの同社グループの売上を戦略的に拡大させるとともに、製品開発の効率化を図り、コスト競争力を強化する。今後、現地の自動車生産台数の増大に応じて受注を拡大し、第一ステップとしては2015年に50億円の売上げを目指す。
市光工業は、東南アジアにおけるインドネシアおよびマレーシアに次ぐ3番目の海外生産拠点として2008年8月、市光タイランドを設立した。従来同社は、資本・業務提携関係にあるヴァレオのタイ拠点内にて運営されてきたが、生産の拡大に伴い、生産拠点を新設することにした。