横浜ゴム、中国浙江省に原材料の試験・評価拠点を設立

自動車 ビジネス 企業動向
横浜ゴム 優科豪馬中国技術センター
横浜ゴム 優科豪馬中国技術センター 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは、原材料の試験・評価拠点として、中国浙江省にある杭州横浜輪胎有限公司のタイヤ工場敷地内に「優科豪馬中国技術センター」を設立。2012年1月から活動を開始した。

建屋、評価試験機・分析機器を含めた総投資額は2億5000万円。当初は14名の研究員でスタートし、来年度には23名まで増員する計画。横浜ゴムが海外に原材料の評価・試験拠点を設立したのは中国が初めて。

横浜ゴムはタイヤ事業を中心に海外生産を拡大。従来、原材料の試験・評価は神奈川県の平塚製造所内にある研究開発センターで行ってきたが、より安価でスピーディーな原材料調達に向け、生産国現地での試験・評価体制の整備・強化を急いでいた。

今回、中国に試験・評価拠点を設けたことで、安価な原材料の採用リードタイムが大幅に短縮でき、さらに中国で採用した原材料をグローバル展開することで全社的な材料費低減も図れるとしている。

優科豪馬中国技術センターはタイヤだけでなく、各種工業品用原材料の試験・評価も行う予定。また中国原材料メーカーの品質管理や品質保証監査を行うことによって指導も行う。

日本で研修を受けた中国人研究員が現地原材料メーカーとの対応にあたるため、正確で迅速な採用試験が可能なほか、タイヤ工場に隣接しているため現場での原材料の作業性確認も容易にできるなど数多くの利点を備えているという。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る