日本鉄鋼連盟が発表した2011年12月の普通鋼鋼材受注量は、前年同月比7.4%減の588万6000tとなった。
円高水準にあることから輸出が同18.4%減の210万3000tと大幅に落ち込んだ。内需向けは同0.1%増の378万3000tと横ばいだった。
製造業向けでは、自動車向けが同9.4%増の82万2000tと好調だった。震災やタイ洪水の影響から減産を強いられてきた自動車メーカーがサプライチェーンの回復で増産を本格化していることから高い伸び率だった。
電気機械用は同16.7%減の11万5000t、産業機械用が同3.8%減の13万1000tだった。