EV観光のプラットフォーム開発…デンソーコミニケーションズ、ユニシス

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「EV観光プラットフォーム」概念図
「EV観光プラットフォーム」概念図 全 1 枚 拡大写真

デンソーコミュニケーションズと日本ユニシスは、共同で電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)によるドライブ旅行の支援サービス「EV観光プラットフォーム」を開発したと発表した。

第1弾としてEV・PHV・電動二輪の普及促進と充電器の整備を推進する静岡県にサービスの提供を開始する。

EVやPHVを利用する観光客は、これまで「充電スタンド情報」と「観光情報」をそれぞれ専門のWebサイトで収集する必要があった。EV観光プラットフォームは、ひとつのWebサイトで充電スタンド情報、観光情報を同時に提供するサービスで、これまでよりも手軽にこれらの情報を収集することが可能となる。

EV観光プラットフォームは、デンソーコミュニケーションズが運営する「びあはーる」と日本ユニシスが運営する「スマート・オアシス」が、システム連携したもの。充電スタンドの位置情報、リアルタイムの状態情報、ドライブ観光情報をワンストップで閲覧、検索することができる。

EVの観光客は、EV観光プラットフォームのドライブプラン作成機能を活用して地図上に表示される観光スポットと、充電スタンド情報を組み合わせたオリジナルのドライブプランを作成できる。ドライブプランには、観光スポットから充電スタンドまでの距離、想定される所要時間が表示され、ドライブ途中に立寄り充電可能な充電スタンドを観光プランに組み込むことが可能となる。また、旅先でスマートフォンを使って最寄りの観光スポットと充電スタンド情報を確認できる。

さらに、従来の観光情報に加えてEVの観光客向けに地域のお得情報やインセンティブ情報を提供する。ゼロエミッションで環境に優しいEVを使った観光を推進する地域で、EVの観光客向けのお得情報やエコポイントのようなインセンティブ情報を提供して利用を促進する。これらの情報も作成されたドライブプランに自動表示される。

また、観光地はEVの観光客誘客や充電時間を有効利用した観光の提案ができる。

両社は今後も共同でEV観光プラットフォームを、全国の自治体をはじめ、トラベル事業者や交通サービス事業者などに展開し、サービス拡充を図り、EVを活用した国内観光需要の創出や観光地づくりの新たなEV観光モデル構築に取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

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