ETCの登録型利用照会サービス...車載器持ってなくても登録OK

自動車 テクノロジー ITS
ETCイメージ
ETCイメージ 全 1 枚 拡大写真

NEXCO系3社と首都・阪神高速が共同で提供する高速道路のETC利用照会サービスに、1月24日から「登録型サービス」が追加され、利用者の好評を得ている。

新たな登録型サービスは、過去15か月の利用明細の確認が可能。車載器を使わず料金収受員にETCカードを手渡しして清算した場合でも、利用照会や利用証明の出力が可能だ。さらに、月別合計額の表示や利用明細のデータ(CSVファイル)のダウンロードもでき、電子化にも対応している。従来型は過去62日分と短く、照会できる範囲も限定されていた。反面、従来型はETCカード番号と車両番号の数字4桁を入力すれば照会が可能で、簡単に検索ができた。

登録型の場合、ETCカード番号と車両番号のほかに、メールアドレスと車載器番号、利用年月日が必要になる。利用証明などを必要とする利用者はビジネスユースが多く、マイカーのようにETCカード保持者と車両保有者が常に一致していることは少ない。メールアドレスや利用日はともかく、車載器番号がわからないことも多い。

「登録型では多彩なサービスを提供するため、個人情報をなるべく提供しなくていい形で、簡単で確実に利用者を特定できる方法としてお願いしている」と、提供会社のひとつである中日本高速広報担当者は話す。

車載機を持っていなければ、登録することはできないのだろうか。

「車載器の登録番号が不明の場合は、残念ながら登録型サービスを利用することはできません。しかし、登録型サービスで必要な情報は登録時だけで、認証されれば、どの車両を利用しても登録したETCカードの情報を確認することができます」(前述・担当者)

登録型サービスを受ける場合、必ずしもETCカードと車載器番号の所有者は同一である必要はなく、社有車やレンタカーでも登録は可能だ。車載器番号は、セットアップ申込時の証明書などに記載されているほか、本体のバーコードが付いたラベルや音声機能からも確認することができる。ただし、登録時の入力では、利用日と利用したETCカード、それに利用した車載器番号が一致していなければならない。

インターネット上で「ETC利用照会サービス」で新規登録が完了すると、数時間後には、登録した情報に従ってETCカードの利用履歴が照会できるようになる。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る