27日、新日本製鐵のタイにおける自動車向け(合金化)溶融亜鉛めっき製造子会社、Nippon Steel Galvanizing(NSGT)工場の着工式が行なわれた。同工場は2013年10月から営業運転を開始する予定。
着工式は、タイ国ラヨーン県ヘマラート・イースタン工業団地の工場建設予定地で実施された。新工場のメッキの生産能力は年産36万トン。NSGTは昨年12月に工場を建設するために必要となる環境認可を取得し、当初予定とおりのスケジュールでプロジェクトを推進している。
NSGTは、SUS社の隣接地に建設する予定で、冷間圧延からの一貫管理体制を構築する。今後、計画に沿って製造ラインの建設を進め、高級自動車鋼板をはじめとする需要家のニーズに対応する。