フランク・ウィリアムズが吐露した本音

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
写真:レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサー、ニューウィー
写真:レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサー、ニューウィー 全 2 枚 拡大写真

フランク・ウィリアムズ代表が思わず本音を漏らしてしまった。「とても後悔している事がある。エイドリアン・ニューウィーという男のことだ……」

フランク・ウィリアムズは、今になってニューウィーにチーム株式を分け与えずに退職へと追いやったことを悔やんでいる。1990年にウィリアムズに加わったニューウィーは、51勝と、ドライバーズタイトル3つ、コンストラクター4つを置き土産に1997年の途中でマクラーレンへ移籍した。チームはニューウィーが開発指揮を執った「FW18」を正常進化させたが、これを境に勝機は逃げていった。 

そして今、ウィリアムズ代表は、ニューウィー退職の背後に株式分与の問題があったことを明かした上で、それが重大な判断ミスあったと語りはじめた。

「今になって振り返れば、彼が望んだとおりに、ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングの株式を譲るべきだった……」

2011年の成績不振は、マシンの根本に根ざす問題だったと認めつつ、ニューウィーが業界にいる限り、ウィリアムズのテクニカルチームは歯が立たないとさえ語る。

「私はエンジニアではない。でも数々の良いマシンと悪いマシンを見てきた経験があり、現状で私たちのマシンがあまり速くないことはちゃんとわかっている。問題のほとんどすべてが、空力なんだ。もうひとつはエンジンのパワー不足だったのかもしれないね……」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る