[MWC 12]NAVIGONを傘下に入れアプリビジネスでTomTomを追うGARMIN

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NAVIGON(MWC 12)
NAVIGON(MWC 12) 全 6 枚 拡大写真

スペインのバルセロナで開催されている「Mobile World Congress(MWC 2012)」には、カーナビゲーションアプリやテレマティクスビジネスに関する展示も多数あった。

【画像全6枚】

PNDのマーケットで欧州第一のブランドであるTomTomは対外的な出展はなかったものの、2011年6月にGARMIN傘下に入ったNAVIGONがブースを構えてAndroid、iOS、WindowsPhone向けナビアプリを展示した。

GARMINはPNDやハンドセットGPSを中心にしたハードウェアビジネスを展開しており、スマートフォン向けアプリの提供にはこれまで消極的だった。スマートフォンナビアプリの登場に対しては、北米市場でASUSと組んでナビ機能をフィーチャーした「nuvifone」「GARMINfone」と呼ぶ端末を2008年から2010年にかけて発売したが、売れ行きは芳しくなく、このところ新機種登場していない。そこで方針を転換して以前からスマートフォン向けアプリケーションに力を入れていたNAVIGONを買収、ナビアプリの土俵でも正面からTomTomに対抗する構えだ。

ブースでGARMINの担当に話を聞いたところ、「欧州においてはナビゲーションのNAVIGONブランドは広く浸透している一方で、GARMINブランドはどちらかというとPNDだけでなく自転車やランニング向けのフィットネスGPSブランドという側面が強い。したがってアプリではNAVIGONのブランドネームとUIは当面維持する」とコメント。

また、トップブランド以外は事業の苦戦を強いられる状況が続くアプリビジネスについては、「NAVIGONではオペレーターや端末メーカーとの関係を強化してプリンストールモデルを増やす方策でビジネスの成功に結びつけている」と語る。

《北島友和》

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