エクレストンが語るカスタマーカー解禁論

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ケイターハムCT01(ドライバーはカーティケヤン。3月4日、バルセロナテスト)
ケイターハムCT01(ドライバーはカーティケヤン。3月4日、バルセロナテスト) 全 2 枚 拡大写真

F1の興行部分を一元的に取り仕切るドン、バーニー・エクレストンが、またしてもF1の大改革案をぶち上げた。

HRT、マルシャ、ケーターハムの3チームが2010年の参戦以来苦戦続きであることを理由に、これらのチームにトップチームの1年落ちマシンの利用を認め、3年後に本物のマニュファクチャラーに移行させようとう私案だ。実際にはすでにマルシャがマクラーレンの技術支援を受け入れている。

「この3チームの場合、開発負担を少し減らしてやりさえすれば、将来は立派にやって行けるようになると私は考えている。具体的には、グリッド最後方の数チームに、コンストラクターチームの前年マシンの使用を認めるべきだろう。レッドブルでもマクラーレンでも良いので3年間に限って型落ちマシンの使用を認めた後に、正規F1コンストラクターへの移行を促せば良い」

トップチームの予算規模を下位チームと同等までに強制的に引き下げるやり方ではなく、F1新規参入チームの負担を軽減する方向にレギュレーションを手直ししようというわけだ。

いわゆるカスタマーカーによる参戦は、トーロロッソがレッドブルの機材をそっくりそのまま使用するという状況が批判されたため、数年の移行期間を経て2010年から全面的に禁止された。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る