アウディは8日、2月の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は10万6600台。前年同月比は16.6％増と、引き続き好調を維持している。
市場別では、欧州が前年同月比2.1％増の5万4850台と、2か月ぶりに回復。このうち、地元ドイツは4.5％増の1万9769台と、2か月ぶりに前年実績を上回った。アウディによると、欧州では『A6』、『A1スポーツバック』、『Q3』の販売が好調だという。
ドイツに続いたのはフランスで、前年同月比5％増の5654台。英国は10.1％増の4150台。スペインは0.1％増の3952台。イタリアは27.3％減の4003台と落ち込んだ。ロシアは54.8％増の2330台と、大幅増だ。
好調なのはアジアパシフィック地域で、前年同月比53.8％増の3万6450台をセールス。このうち、中国（香港を含む）は3万1352台を売り上げ、前年同月比は65.7％増だった。米国は8531台を販売し、前年同月比は10％増と伸びている。
アウディの2012年1‐2月世界販売は、前年同期比8.5％増の20万2700台と、初の20万台超え。同社のペーター・シュヴァルツェンバウアー販売担当取締役は、「とくに米国や中国での販売が好調。2012年第1四半期の世界販売は新記録となりそうだ」とコメントしている。
