スイスで6日、開幕したジュネーブモーターショー12。三菱自動車のブースの主役は、参考出品車の新型『アウトランダー』だ。
初代アウトランダーは2005年にデビュー。新型は2代目にあたる。新型の開発で三菱自動車が重点を置いたのが、クラストップレベルの低燃費と低CO2排出量である。
欧州向けの新型アウトランダーには、欧州の厳しい排出ガス基準に適合する4N14型2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンを用意。このエンジンは、14.9という低圧縮比が特徴で、アイドリングストップなどの環境対応技術が積極的に採用された。
また、ボディの軽量化やエアロダイナミクス性能の向上も推進。このクリーンディーゼルエンジン搭載車のCO2排出量(目標値)は、6速MTの2WD車で130g/km以下。三菱自動車によると、この数値はクラストップレベルだという。
さらに2012年内には、プラグインハイブリッド仕様を追加設定する計画。新型は日本や欧州だけでなく、中国、北米、ロシア、オセアニアなどグローバルに投入されることが決定している。