欧州日産は8日、2月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万6733台。前年同月比は5.5％増と、市場平均が約4％のマイナスとなる中でプラスを維持した。
市場別では、ロシアが日産の欧州新車セールスにおける最大市場に君臨。2月は1万5000台以上を売り上げ、前年同月比は37％増と伸びた。現地での市場シェアは7.5％を確保している。
また英国は、前年同月比72％の大幅増を記録。フランスも11％増と好調だった。
車種別では、小型SUVの『キャシュカイ』（日本名：『デュアリス』）が牽引。2010年9月に発売された『ジューク』も販売が好調だ。『ムラーノ』を含めると、日産のクロスオーバー3車種が、全体セールスの55％を占める。
欧州日産の2011年新車販売台数は過去最高の69万5702台で、前年比は25％増。同社のGuillaume Cartier販売担当副社長は、「2012年、日産の欧州新車販売は好調なスタートを切った。この3か月間、4％を超える市場シェアを維持している」とコメントしている。
