【春闘12】日産高橋執行役員、一時金減額回答も「額、月数で業界トップ」
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今春闘で日産の組合側は年間一時金として5.5か月を要求、これに対し会社側は196万4000円(5.3か月相当)を回答した。前年実績(200万7000円)に対しても下回る水準となる。
一方、トヨタ自動車の一時金は組合の要求通り5か月プラス3万円(組合員平均約178万円)、またホンダも満額の5.0か月をそれぞれ回答している。
同業他社の満額回答に対し、3年ぶりに組合要求を下回ったことについて高橋執行役員は「収益力、実力値だけでいうと5か月を下回るレベルと考えている」とした上で、「その5か月を切るような段階から、東日本大震災や夏季の電力節電対応、タイの洪水対応など通常な年には無い特別な貢献を加味して5.3か月とした」と説明した。
《小松哲也》