日立化成、タイに自動車向けカーボンブラシの生産拠点を新設

自動車 ビジネス 企業動向

日立化成工業は15日、タイにおける子会社であるHitachi Powdered Metals(HPMT)内に、自動車用カーボンブラシの生産拠点を新設し、2012年4月下旬より順次生産を開始すると発表した。

自動車用カーボンブラシは、自動車のスターターやラジエーターファン、ワイパー、パワーウィンドウなどの各種モーターの回転部と褶動接触し、電流を流すための部品。自動車用ブラシは、現在、同社山崎事業所等で生産しているが、顧客である日系ならびに海外自動車メーカーなどからは、市場が拡大している中国、東南アジア諸国やインドでの現地生産・供給の要請が寄せられていた。

今回、既存工場・敷地を活用することで早期の生産拠点立ち上げと、投資費用抑制が可能なことから、同社グループのタイに所在するHPMT内に自動車用ブラシの生産拠点を新設。4月下旬より生産を順次開始する。同社では、国内拠点に加えタイ拠点を活用することで、中国、東南アジア諸国、インドでの自動車部品需要の取り込みを図り、2015年度には自動車用ブラシ売上高を震災前の水準以上へ回復させたいとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る