【ジュネーブモーターショー12】スズキ レジーナ 改め、G70…車名に込められた意味

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スズキ G70(ジュネーブモーターショー12)
スズキ G70(ジュネーブモーターショー12) 全 6 枚 拡大写真
スイスで開催されたジュネーブモーターショー12。スズキのブースでは、『G70』が欧州プレミアを果たした。

このG70、スズキが2011年11月の東京モーターショー11で初公開したコンセプトカー、『レジーナ』そのもの。レジーナは800ccの直噴ガソリン3気筒ターボエンジンを搭載。730kgの軽量ボディとの組み合わせにより、32km/リットルという圧倒的な低燃費を実現する。

今回、スズキが欧州初公開となるレジーナを、G70に車名変更した理由は何か。それは、欧州市場で重視されるCO2排出量が、70g/kmという点に由来する。欧州主要国ではCO2排出量の低い車に税制上の優遇が適用されるため、消費者もCO2の数値に敏感だ。

EVやハイブリッドを除けば、欧州市場において、市販の内燃機関搭載車で最もCO2排出量が低いのがスマート『フォーツー』。ターボディーゼルの「cdi」グレードのCO2排出量86g/kmで、「CO2チャンピオン」に君臨する。また、トヨタが欧州市場へ投入予定の『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)のハイブリッドは、CO2排出量が79g/kmだ。

G70はコンセプトカーだが、70g/kmのCO2排出量は、これら2台を下回る低い数値。スズキの環境技術をストレートにアピール狙いが、G70という車名に込められている。

《森脇稔》

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