マツダは21日、米国向けの新型『CX-5』が、米国保険業界の非営利団体、IIHS(道路安全保険協会)による衝突安全試験で最高等級の「トップセーフティピック2012」を獲得したと発表した。
IIHSによる衝突安全試験では、40マイル/h(約64km/h)のオフセット前面衝突、時速31マイル(約50km/h)側面衝突、時速20マイル(約32km/h)での後面衝突時の頚部保護性能試験、ルーフ強度の4つの試験を実施。車体の変形や安全装備の作動具合から乗員の保護性能などを検証し、4段階評価。4つの試験すべてにおいて最上位評価されたクルマが、「トップセーフティピック」に認定される。
CX-5から採用した新世代の軽量・高剛性「SKYACTIVボディ」は、ボディ構造の原理原則に立ち返り、構造、工法、材料を一から見直した理想のボディを目指して開発。前後のバンパービームに、世界最高の強度をもつ1800MPa級の自動車用高張力鋼板を採用するなど、ボディの61%に高張力鋼板を使用し、軽量化を追求するとともに高い衝突安全性能を実現している。