【新聞ウォッチ】東電柏崎刈羽停止で稼働原発ゼロ どうなる今夏の節電

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年3月26日付

●東電の全原発停止、柏崎6号機定期検査へ、夏の電力綱渡り(読売・1面)

●検索語予測に停止命令、東京地裁、グーグルは拒否(読売・39面)

●インドネシア車生産加速、投資ラッシュ、新工場続々、日産330億円、トヨタ413億円新車販売、タイを抜き首位(朝日・7面)

●消費税閣議決定30日に、民主事前審査、あす首相が説得も(毎日・2面)

●圏央道高尾山ICが開通(毎日・27面)

●EPA交渉入り日加首脳が合意(日経・1面)

●月曜経済観測、アジア新興国景気の行方、益子修・三菱自動車社長「内需は堅調、雇用がカギに」(日経・3面)

●復活ビッグ3国際再編狙う、生き残りへ「実利」優先、環境車・新興国・欧州(日経・6面)

●トラック開発アジアで増員、いすゞインドネシア派遣、日野自動車タイなど5倍、成長にらみ現地仕様に力(日経・9面)

●業務用車、電氣自動車に、すかいらーく(日経・9面)

ひとくちコメント

新潟県にある東京電力の柏崎刈羽原発6号機が定期検査のために発電を停止した。これで稼働する東電管内の原発はゼロになった。5月には北海道電力の泊原発3号機も定期検査に入る予定で、それまでに再稼働する原発がなければ、国内にある54基の原発がすべて止まることになる。

柏崎刈羽原発の発電停止は、きょうの日経を除く各紙が1面トップニュースで報じているが、そこで気になるのは今年の夏場の電力供給力である。それによると、東電は17基ある原発すべてが止まった場合、「政府は猛暑ならば管内の供給力が最大13%不足すると試算しており、昨年夏に続いて節電が欠かせない」(25日付の日経朝刊)などと伝えている。

昨年夏は東日本大震災による津波被害で福島原発が停止したため、一般家庭ばかりではなく、土日操業を実施した大口需要先の自動車業界をはじめ、各企業などが汗だくになって節電対策に取り組んだ。その結果、最悪の事態は避けられたが、もっとも、咋夏は柏崎刈羽原発は2~3機が動いていた。

ところが、今年の夏は原発ゼロで乗り切らなければならない。猛暑なのか、冷夏なのか真夏の天候にもよるが、昨年以上の節電対策を実施しなければ、需要に供給が追いつかないことは火を見るより明らかだ。

《福田俊之》

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