[国土地理院]消えた送電線、現れる

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国土地理院 全 3 枚 拡大写真

 国土地理院は3月26日、学職経験者からなる「第2回電子国土基本図あり方検討会」を開催した。国土地理院が提供する電子地図に対するユーザー意見や要望を踏まえ、同院が対策を検討した。橋の記号、高架道路の表示方法、有料道路料金所の表示基準、送電線、発電所などの表記についてなど、詳細な要望について解決策が検討された。

【画像全3枚】

 橋の記号が廃止されたことについて、あるユーザーは「どこまでが橋梁部分なのか判別できない」、また「立体交差が著しく読み取りにくい」などの意見が出された。また、高架道路に関しても、地図上で高架であることが判断できないなどという意見があり、国土地理院は、橋の情報取得、道路同士が立体交差している場合の上下関係のデーター取得などを行い、地図に反映するとした。

 また、特殊鉄道の半数が普通鉄道として表記されていること、車庫線などが特殊鉄道に分類されていることなどの指摘もあり、データーの誤りは修正することとした。登山者に必要な山小屋が目立たない、高圧送電線および鉄塔の表記が削除されたことが信じられない、登山の目標物となる送電線の表記がないなど、表記されている情報の質と削除された情報の再掲載をもとめる意見も多かった。これらを踏まえ国土地理院は、送電線、発電所、変電所などの情報を再掲載することを決定した。

 地図上に載せる情報は多く、すべてを見やすく表示させるのは難しいだろう。そのため、オンデマンド地形図の販売も視野に入れており、地図の中心地の指定、記号の色、情報の表示・非表示などが選択できるようになるという。必要な情報のみをわかりやすく表示できるのは、電子地形図の特徴だ。

 なお、国土地理院の地図と測量の科学館では、3月3日から6月10日まで、企画展「東日本大震災から1年~今後の地震・災害に備えて~」を開催している。改めて震災を振り返り、地震被害から何を学び、今後の地震や災害にどのように備えるべきかを紹介しているという。

国土地理院、橋や発電所などの地図表記の見直しを検討

《湯浅 大資》

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