セブンイレブンなど、エネルギーの地産地消を目指した実証実験

自動車 ビジネス 企業動向

デンソーやセブン-イレブンなど6社は30日、エネルギーの地産地消など商業施設におけるエネルギーの最適利用を図ることを目的とした、エネルギーマネジメントシステム(BEMS)の開発のため、豊田市にて共同実証実験を行うと発表した。

この実証実験は、次世代エネルギーや次世代社会システムの構築に向けて取り組むもので、デンソー、豊田通商、セック、ヤマト運輸、セブン-イレブン・ジャパン、トヨタ生活協同組合、が参加する。

今回の実験では、商業施設向けBEMSおよびヒートポンプ式給湯器と太陽光発電の連携システムの実証、車載蓄電池の小型化による燃費向上効果およびコスト低減の可能性の実証、最適充電場所管理システムを用いた誘導実証、停電・災害時の電力給電が検証される。

具体的には、コンビニエンスストアやショッピングセンターを対象とし、BEMSコントローラーと蓄電池を核にして、太陽電池、ヒートポンプ式給湯器、車両用充電ポールを設置。店舗ではフライヤの洗浄などに使用するお湯に関して、太陽光で発電したDC電源で稼動するヒートポンプを活用するほか、また、商用車に搭載する蓄電池では、こまめに充電することで小型化し、燃費向上やコスト低減の可能性などについて検証する。

BEMSは、システム全体を制御するBEMSコントローラー、蓄電池、直流(DC)・交流(AC)の変換及び電圧の変換を行う各種パワーコンディショナーなどからなるシステム。実証実験は、2012年4月から2014年12月にかけて行われる。

実験終了後は、業務部門でのエネルギーの最適利用を実現するとともに、低炭素化社会の実現に向けた効率のよいエネルギーマネジメントシステムの開発・事業化に向け、今回の実験結果を活用していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る