日産自動車は、非営利団体フリート・フォーラムと2011年3月に締結したパートナーシップに関する覚書に基づいて電気自動車(EV)『リーフ』を使った「EVデモンストレータープログラム」を開始すると発表した。
プログラムは非営利団体に対しリーフを無償貸与することで、車両運用効率を高め、コストを削減し、環境への影響を最小化させるひとつの方法としてEVを利用することのメリットを直接体験してもらうことを目指すという。
NGO、国際機関、国連、学術機関、資金提供者、企業パートナーなどの協同組織であるフリート・フォーラム加盟団体の中から5つの国際的な非営利団体が選ばれ、スイス、イタリア、イギリスでプログラムを開始するというもの。選ばれたのは国連世界食糧計画、赤十字国際委員会、国連難民高等弁務官事務所、イスラミック・レリーフ、国連ロジスティックベースの5団体。
フリート・フォーラムのポール・ヤンセン・ダイレクターは「私たちは日産と協力して試験データを収集・分析していく。また、EV運用に関する知識を得て、EVを最大限に活用する方法について登録団体へアドバイスすることができる。フリート・フォーラムはEVを推進している。なぜならEVは、私たちの登録団体の事業活動が環境に与えるインパクトを低減するための非常に建設的な方法であるから」とコメント。