【新聞ウォッチ】三井化学の岩国大竹工場で爆発、タイヤ生産影響は軽微

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年4月23日付

●三井化学工場で爆発、関連産業の影響軽微か(読売・8面)

●バーレンデモで死者、F1開催中(読売・9面)

●バスケ日本リーグ、トヨタ完勝2冠.(朝日・19面)

●内閣支持3割切る、大飯再稼働判断「反対」54%(日経・1面)

●中国で低価格ブランド、ホンダ、第2弾、スズキ・日産も(日経・9面)

ひとくちコメント

山口県和木町にある三井化学岩国大竹工場で爆発火災が発生し、社員1人が死亡したほか、周辺住民を含む12人が負傷するなどの大惨事となった。

きょうの各紙が社会面などで大きく取り上げているが、爆発したのは、タイヤの接着剤の原料となる「レゾルシン」と呼ばれる物質を精製する化学プラント。プラントにトラブルが発生したため、停止させようとしていた作業中に爆発したという。

同工場は全面停止に追い込まれたが、そこで、気になるのは関連産業への原料調達などの影響である。読売によると「現時点では深刻な影響は避けられる見通し」という。日経も「タイヤ製品への影響は軽微」している。

その理由としては「レゾルシンは供給が需要を上回り価格下落が激しい製品。国内では住友化学が大手で融通生産の余力もあるため、今回の事故がタイヤなどの川下製品の生産に影響を与える可能性はほとんどない」(日経)と指摘している。

《福田俊之》

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