飲酒運転発覚を恐れてひき逃げ、検察逆送の少年を起訴

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今年2月、広島県福山市内で発生した飲酒運転起因の死亡ひき逃げ事件について、広島地検福山支部は19日、自動車運転過失致死などの罪で19歳の少年を起訴した。家裁が「刑事処分相当」として逆送していた。

問題の事故は2012年2月26日の午前4時20分ごろ発生している。福山市春日町3丁目付近の市道を走行していた新聞配達用の原付バイクに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。路上に投げ出された49歳の男性は全身を強打し、収容先の病院で約2時間後に死亡した。

クルマはパイクをひきずったまま逃走。警察が路上に残された擦過痕を追跡したところ、現場から約200m離れた駐車場でバイクを挟み込んだ状態で放置されている乗用車を発見。クルマの近くにいた19歳の少年がひき逃げの事実を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。少年からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出された。

少年の身柄は広島家裁福山支部に送られていたが、事故の結果が重大で悪質性もあることから、地検に逆送。地検は「逃走の動機は飲酒運転の発覚を恐れたため」と判断し、成人と同様に起訴することを決め、自動車運転過失致死や道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の罪で19日までに起訴している。

《石田真一》

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