全体相場は5日ぶりに反発。企業業績の好調を背景に米国市場が上昇し、外為市場では円相場が弱含み。外部環境の改善を追い風に、輸出関連株を中心に買いが先行した。
前日まで4日間でおよそ200円下げていたこともあり、値ごろ感からの買いが持続。平均株価は前日比92円97銭高の9561円01銭と反発して引けた。海外市場の回復に対する期待、円高一服を好感し、自動車株は全面高。
日産自動車が9円高の840円と反発。2011年度の国内生産は前年度比11.8%増の119万8826台と2ケタの伸びを達成した。新型『シーマ』の投入を好感した買いも入っているもよう。
トヨタ自動車が20円高の3280円と反発。スズキが続伸し、マツダ、いすゞ、ダイハツ工業、日野自動車もしっかり。
全面高の中、ホンダが1円安の2870円と小幅ながら続落。2011年度の国内生産は前年度比4.6%減、世界生産は12.4%減と苦戦。日産と明暗を分ける格好となった。
三菱自動車が90円で変わらず。