F1開幕以来4戦の成果を『ダメージ軽減戦略』と捉える限り、ステファノ・ドメニカリ代表(フェラーリ)はそれなりの達成感を持っているようだ。
「開幕から4戦をひとつのサイクルと考えると、バーレーン終了の段階で、ある程度の自己評価を下しても良いと思う。開幕以来のパフォーマンスは決して満足できるものではないが、第4戦までの不利はプレシーズンテストの結果から、かなりの程度予想されていたことだ」
「特にドライバータイトルでは、フェルナンド・アロンソの5位、トップとのポイント差は5ポイントという現状は、ダメージを最小限にとどめるという目的を達成できたと考えている。その一方で次のレースからはギヤを切り替えてスピードを上げなければならないのは明白だし、エンジニアたちもそのことは百も承知で日夜頑張ってくれている」
「空力を中心にマラネロの全部門で進行中の大改革は、昨日や今日に始まったことではなく、モンテゼモーロ会長が先鞭をつけた、いわばスクーデリア・フェラーリの未来を見据えた息の長いプロジェクトであることを言及しておくよ」