富士重吉永社長、中計の収益目標は「不変」

自動車 ビジネス 企業動向
富士重工業・吉永泰之社長(参考画像)
富士重工業・吉永泰之社長(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は、8日の決算発表の席で2011年度に開始した中期経営計画の進捗状況を説明した。期間中の立ち上げを計画していた中国の合弁生産が凍結状態になったため、販売計画などを見直した。

同社の中計は、15年度までの5か年で推進しているもので、期間中の13年度には中国での合弁生産に着手し、最終年度には15万台の現地生産を見込んでいた。こうした拡大策により、15年度の連結販売は90万台を掲げていたものの、今回、85万台に修正した。

中国向けは、引き続き完成車の輸入販売のみとなるため、15年度の当初計画だった18万台を10万台に下げた。これに対し、新たに供給能力の拡大を打ち出した米国では、同35万台だったのを38万台に引き上げた。

一方、最終年度に連結営業利益1200億円、および同利益率6%レベルとしている収益目標について吉永社長は、「不変」と説明。国内外で販売好調な『インプレッサ』などによる商品構成の改善や、新たに300億円規模の原価低減を追加するなどで「収益確保を図る」と強調した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  3. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
  4. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る