小倉クラッチが14日発表した2012年3月期の連結決算は、営業利益が前期比26.9%減の6億9300万円で、大幅な減益となった。
震災後の自動車メーカーの減産や円高が影響し、売上高は同1.6%減の381億9600万円だった。減収に加え、新興国市場における価格競争などで収益も悪化した。
経常利益は同26.4%減の4億6900万円、純利益は退職給付制度改定損の発生などで、同67.5%減の2億5900万円となった。
今期の業績見通しは、売上高は前期比1.9%減の374億6000万円、営業利益は同25.5%増の87億円、経常利益は同70.4%増の8億円、純利益は同146.5%増の6億4000万円とした。