【フォード エクスプローラー エコブースト 試乗】ここまでたくましいとは…九島辰也

試乗記 輸入車
フォード エクスプローラー XLT エコブースト
フォード エクスプローラー XLT エコブースト 全 12 枚 拡大写真

5mを超える全長に2リッター直4エンジン。すでに発表されているように、『エクスプローラー』はV8を持たず、3.5リッターV6とエコブーストと呼ばれる直4ユニットのみとなった。で、その走りは……まずもって抜かりなし。

いくらターボで過給したからといって、ここまでたくましいとは正直思っていなかった。長いだらだらと続く上り坂も途中で息継ぎすることなく駆け上る。サイズを考えると驚きだ。というのも、同じエンジンを積むボルボ『XC60』やレンジローバー『イヴォーク』に引けを取らない。かなりスポーティに振った味付けの2台と渡り合えるポテンシャルを感じる。

もちろん、このクルマに関しては北米におけるトーイング(牽引)を想定しているため、ステアリング等操作系をクイックな味付けにしていない。その分、比べて乗ると運動性能が落ちると思われがちだが、それは最終的なチューニングの問題だ。

ハンドリングもイメージよりは軽快でコーナリングも強いアンダーステアが発生するわけもなくきれいに曲がれる。モノコックボディもこれまでとはまったく異なる堅牢さを感じさせた。気になるのは親指で行うシフトチェンジ。もう少し演出が欲しいところだ。
 
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』副編集長、『アメリカンSUV』編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌『LEON』副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る