古き良き時代に製造されたクラシックカーよる本格的なターマックラリーの理解を深め、日本に普及させるためのラリーイベントの開催概要が発表された。主催はアルペン・クラシックカー・ラリー大会事務局。
「アルペン・クラシックカー・ラリー2012」と名付けられたこのラリーについて、実行委員長の入川ひでと氏は、「ラリーツーリズムという考え方があります。このラリーは都心から郊外へ行き、楽しいラリーイベントをやることによって、たくさんのツーリストが訪れる。この結果、地域を活性化出来ると考えています」と話す。
また、大会会長は世界的ラリードライバーとしても知られる新井敏弘氏が務める。「日本のクラシックカーラリーはリハビリテーションランのみで、クルマ本体が持っている速さや美しさをもっと引き出だせれば」と話す。また、「公道を占有することで、思い切り対向車を気にせずに走ってもらえると、これから先の自動車文化も発達し、見ている方もすごく楽しめるかなと思います」と語った。
新井氏が述べるように、コースはクローズドのおよそ6kmのサーキットコースや合計8か所のスペシャルステージ、ヒルクライムなどをリエゾン区間で結ぶ、全長450kmが想定されている。さらには、ペースノートを作成するための講習や、レッキも予定されているという本格的なものだ。
スケジュールは、2012年11月16日(金)~18日(日)。アークヒルズカラヤン広場(東京都港区)をスタート、群馬県の伊香保を中心にラリーを行い、スタート地点と同じアークヒルズカラヤン広場へゴールする。1973年までに製造されたモデルが対象で、細かい車両規定などは現在調整中だ。エントリーは7月ごろから受け付けを開始されるという。