日産、「キャラバン」など19万台超をリコール…ハブベアリング、ATに不具合

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日産自動車は24日、『キャラバン』といすゞブランドの『コモ』の2車種について、ハブベアリングなどに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2001年5月7日~2011年7月5日に製作された19万4434台。

不具合は以下の5ヵ所。

(1)前輪ハブベアリングのシール性能が不十分なため、内部に水が浸入し、走行中に異音が発生してベアリングが破損し、走行不安定になるおそれがある。

(2)自動変速機搭載車で、セレクトケーブルの固定方法が不適切なため、運転者の足が固定部に当たって固定が外れ、セレクトレバーを操作しても変速しなくなるおそれがある。

(3)ディーゼル車の手動変速機搭載車で、クラッチペダルブラケットのマスターシリンダ取付部の強度が不足しているため、クラッチ作動時の抵抗が増大した状態で使用を続けると、ブラケットが破損してクラッチが切れなくなるおそれがある。

(4)過給器付ディーゼル車の発電機で、プーリーに設けたクラッチ内部の潤滑油の耐熱性が不足しているため、潤滑油が劣化してクラッチが破損し、プーリーが脱落するおそれがある。

(5)DPF付車で、手動変速機搭載の後輪駆動車では、DPFと車体組付けブラケットの強度が不足しており、全輪駆動車では排気管の車体への組付けが不適切なため、DPFフランジ部に亀裂が発生して騒音が増大し、排気ガスが漏れるおそれがある。

それぞれ不具合部品を対策品と交換する。

不具合発生件数は(1)で83件などいずれも数十件で、市場からの情報のほか、国土交通省からの指摘でわかった。本件に起因すると思われる事故はいずれも起きていない。

《レスポンス編集部》

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