【トヨタ カローラ 新型】デザインに知恵絞りきった

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ・カローラ フィールダー 1.8S
トヨタ・カローラ フィールダー 1.8S"エアロツアラー" 全 6 枚 拡大写真

5月11日、トヨタは『カローラ』をフルモデルチェンジした。ワゴンボディを持つフィールダーはアクティブな感じが出るようにデザインされているという。

「アクシオと共通のユニバーサルデザイン性能は持っていますが、フィールダーはアクティブさも高い次元で調和させました」とは、デザイン部主幹の高澤達男さんの弁。

「(そのようにデザインすることで)このクルマに乗る若い人たちが、とても使いやすくて広いし、小さくなっていても運転もしやすい、荷物もたくさん積めるというところに驚いてもらえるといいと思っています」と話す。

高澤さんがスタイリング上で工夫したところは、「ベルトラインを後ろでキックさせていることと、バックウインドウを少し傾斜して見せていることです」という。また、「実は、ベルトラインを下げたのでサイドウインドウの上下の寸法は先代モデルよりも少し大きくなっています」とも話す。

しかし、そのままウインドウを大きくすると、商用車に見えてしまう。そこで、動きを出すために、「リアクオーターウインドウ下を少しキックさせることで、実長を短く見せることが出来ます。すると、室内空間はそのままで、かつキックさせたあたりが引き締まり、前後で動きが出来るようなデザインになりました」

高澤さんは、「知恵は絞りきらないといけないと思っています。それが我々の使命だと思っていますし、そこにユーザーが共感して、ああ良いね、スタイリングが気に入ったよ、といって買ってもらえたら嬉しいです。(そのために)やり切りました」と笑った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る