メルセデスベンツが2012年4月、ニューヨークモーターショー12で初公開した新型『GLクラス』。同車に、最強グレードが登場した。
これは5月31日、メルセデスベンツの高性能車部門、AMGが発表したもの。GLクラスとしては、初のAMG仕様となる「GL63 AMG」グレードの設定がアナウンスされたのだ。
GL63 AMGのハイライトは、エンジン。AMGが新開発したM157型直噴V型8気筒ガソリンエンジンを搭載する。排気量は5461ccで、2個のターボチャージャーで過給され、ピエゾインジェクターやアイドリングストップなどによって、環境性能を引き上げている。
最大出力は557ps/5250-5750rpm、最大トルクは77.5kgm/2000-5500rpmを発生。トランスミッションは、7速のAMGスピードシフト プラス7Gトロニック。GL63 AMGは、0-100km/h加速4.9秒、最高速 250km/h(リミッター作動)と、重量級SUVとしては異例のパフォーマンスを実現する。
内外装は、AMG流儀。専用ボディキットやスポーツエグゾーストシステム、レザー製スポーツシートなどを装備。フェンダーは22mm拡幅され、ワイドな295/40R21サイズのタイヤが収まる。AMGライドコントロールと呼ばれるスポーツサスペンションや、AMGハイパフォーマンスブレーキも標準だ。