全体相場は4日続落。
前週末に発表された5月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことを嫌気し、米国市場が急落。「株式売り・債券買い」という投資家のリスク資産回避の姿勢が鮮明になり、主力株への売りが先行した。
アジア市場も軒並み下落。世界同時株安の色合いが増す中、平均株価は前週末比144円62銭安の8295円63銭と大幅続落。1月16日に付けた年初来安値8378円を更新し、昨年11月28日以来半年ぶりの安値水準となった。
自動車株は全面安。
トヨタ自動車が106円安の2904円と4日続落。一時125円安の2885円まで下げ、時価総額は2月3日以来4か月ぶりに10兆円を割り込んだ。
ホンダが91円安の2368円と続落し、1月4日に付けた年初来安値2393円を更新。日産自動車も26円安の709円と続落した。
マツダが7円安の89円と続落。外為市場でのユーロ安の進行が売り材料となっており、1日の100円割れに続き、連日で上場来安値を更新した。