アトランティックカーズは9日、東京・港区に新たに開設したアストンマーチンショールームで、『V12ザガート(ZAGATO)』を初公開した。
V12ザガートはイタリアのカロッツェリア、ザガートと共同開発したもので、かつて両社のコラボレーションにより生まれた『DB4GTザガート』の50周年を記念するモデル。『V12ヴァンテージ』をベースに、フラッグシップ『One-77』に用いられたアルミとカーボンを組み合わせたボディワークのほか、生産工程、テクノロジーなどが惜しみなく注ぎ込まれたスーパースポーツだ。
6.0リッターV12型エンジンを搭載。軽量アルミニウムとカーボンファイバーの複合ボディは熟練工がひとつひとつ手作業で仕上げているという。詳しい車両概要は10日に開くプレスイベントで公表するとしている。
同日来日したアストンマーチンのチーフコマーシャルオフィサー、マイケル・バンデ・サンデ氏はV12ザガートについて「私どもは時折、特別な車を限られた数だけ造ることがある。V12ザガートもそのひとつで、150台限定で生産する。制作に2000時間を費やしている」と述べた。