9日午後8時ごろ、岩手県遠野市内の国道283号で、交差点を走行していた乗用車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。軽乗用車は路外に弾き飛ばされて転覆大破。運転していた37歳の男性が死亡している。
岩手県警・遠野署によると、現場は遠野市上郷町付近で片側1車線。交差点に信号機は設置されていない。乗用車は国道を走行。交差する市道を走行していた軽乗用車は止まらずに進入。そのまま出会い頭に衝突した。
軽乗用車は路外に逸脱し、道路脇の水田に落ちて転覆大破。運転していた同市内に在住する37歳の男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因で約2時間後に死亡。乗用車に同乗していた8歳女児が顔面を打撲し、口の中を切る軽傷を負っている。
市道側にも一時停止標識は設置されていなかったが、警察では軽乗用車が安全確認を怠ったまま、交差点へ漫然進入した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。