自動車部品企業82社、売上微増も利益2割減 …2011年度

自動車 ビジネス 企業動向
売上高の状況
売上高の状況 全 2 枚 拡大写真

日本自動車部品工業会は、自動車部品専門企業82社の2011年度連結決算短信を集計、経営動向を分析した。

【画像全2枚】

今回、集計対象としたのは、正会員企業404社のうち、上場企業で自動車部品の売上高比率が50%以上の企業82社。

82社の合計売上高は前年度比0.6%増の19兆0959億円、営業利益は同20.7%減の9153億円、経常利益は同16.9%減の9608億円、当期利益は同22.5%減の5079億円だった。

日本自動車部品工業会では、今回の業績の特徴を、売上の増減と利益の増減とが一致しない点にあると指摘。年間では0.6%の増収であるにも関わらず、各利益項目では約20%前後の減益となったことについて、原因として、震災後の電力問題への対応、夏期の生産シフト、タイ洪水での代替対応などをを挙げている。

また、今後については、電力コストを含めたエネルギーコスト上昇や、復興需要と新興国の発展による資源争奪、資源コストの上昇を予測。適正に上昇コストを転嫁できるような全体的な取組みが重要だとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る