【グッドウッド12】インフィニティのEVスーパーカー、エマージ…ヒルクライムに挑戦へ
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これは14日、インフィニティが明らかにしたもの。英国で28日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」の恒例行事のヒルクライムに、エマージが参加すると告げられたのだ。
エマージは、「Inspired Performance」をブランドスローガンに掲げるインフィニティが、未来のミッドシップスポーツカーを最新技術で表現したコンセプトカー。そのハイライトは、発電専用エンジンを備えたレンジエクステンダー(航続距離延長)EVという点である。
エマージは基本的にモーターのみで走行するEVで、2個のモーターは最大出力402psを発生。0-96km/h加速は4秒という、スーパーカー並みのパフォーマンスを実現する。また、EVモードでの最大航続可能距離は約48km。
バッテリー(二次電池)の残量が少なくなると、発電専用の3気筒ガソリンエンジンが始動。バッテリーを充電するとともに、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給する。これにより、航続距離を伸ばすとともに、CO2排出量55g/kmという優れた環境性能を達成する。
今年のグッドウッドで、初の走行を披露するエマージだが、そのドライバーにはF1レッドブルレーシングのマーク・ウェバー選手を起用。インフィニティのジェリー・ハードキャッスル氏は、「グッドウッドの観客にインフィニティのデザインだけでなく、優れた環境技術もお見せしたい」とコメントしている。
《森脇稔》