【ルマン24時間 2012】トヨタ・ハイブリッドが日産車にヒット、そして息絶える[動画]

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
トヨタTS030とデッドヒートを演じるアウディのR18 e-tronクワトロ
トヨタTS030とデッドヒートを演じるアウディのR18 e-tronクワトロ 全 13 枚 拡大写真

5時間経過時にはトップにも立ったトヨタのハイブリッドカー『TS030』7号車だったが、中嶋がドライブ中にこともあろうか本山哲の日産『デルタウィング』にヒットしてしまった。

デルタウィングをリタイアに追い込んでしまったものの、トヨタはリヤ・ウィング周りの交換だけで済んだ。しかし、ここから流れは一気に悪い方へと傾いた。

中嶋組はピットストップを繰り返し、ついには深夜1時37分にエンジン・トラブルでリタイヤを表明。8号車を先にアクシデントで失っていたトヨタのハイブリッド・デビュー・レースは終わった。

一方、序盤にアクシデントに見舞われたアウディの3号車『R18 ウルトラ』は16時間を過ぎて、とうとう4位まで巻き返してきた。これでアウディは4台のマシンで1位から4位までを固める完璧なフォーメーションを完成させた。

トヨタがノーマル・エンジンを供給しているレベリオン・レーシングのローラが5位、6位でアウディに続いている。

明け方に壊れる車が多いとされるル・マンだが、今年はどうやら深夜までで勝負が決してしまった感が強い。最大のライバルであったトヨタTS030が消えては、アウディが総合優勝を逃すことはもはや考えられないからだ。今後の焦点は、どのチームがアウディ勢に迫ることができるか、アウディは1-2-3-4フィニッシュを見事達成できるか、に絞られた。

《重信直希》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る