ホンダ伊東社長、軽の強化策「間に合った」
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軽は2000年代半ばから新車販売全体の3分の1を占めるに至っており、伊東社長は09年の就任時に「強い意思をもって軽の強化に取り組むことにした」と振り返る。当時、市場ではダイハツ工業とスズキによる寡占化が進んでおり、ホンダとしては巻き返しに転じるギリギリのタイミングだったとの認識を示した。
ホンダの1~5月の国内4輪車販売は、前年同期を54%上回る約22万4000台と高水準。昨年は東日本大震災による減産があったため、その“反動”があるものの、N BOXだけでなく『フィット』および『フリード』も常時、車名別ランキングの上位に入っている。伊東社長は、この「3本柱」による国内好調に、久々の手応えを感じている。
《池原照雄》