【シトロエン DS5 発表】水流が石の角を取るように

自動車 ニューモデル 新型車
シトロエン DS5
シトロエン DS5 全 6 枚 拡大写真

プジョー・シトロエンジャポンから発表されたシトロエン『DS5』は、2005年のフランクフルトショーでデビューした『C-スポーツラウンジ』の市販化モデルだ。

オートモビルシトロエンエクステリアデザインマネージャーのフレデリック・スビル氏は、C-スポーツラウンジのデザインについて、「そのベースとなったのは、ひとつの岩です。大きな岩から流れるようなシェイプを持ったC-スポーツラウンジは誕生しました」と語る。

さらに、同社プロダクト戦略マネージャーのブルーノ・モイタは、「そのデザインは単なるスタイルの冒険ではありません。将来、シトロエンのラインナップに加えられるような現実性をコンセプトカーに求めました」という。

その結果、スビル氏は、「それを見事に結実させました。サルーンよりも少し背の高いコンパクトなモデル、『DS5』となったのですから」といい、「我々はひとつの岩を削ることから始め、川の流れが小石の角を取るようにクルマの形状は次第に磨きこまれ、丸みを帯びて柔らかくなっていったのです」と述べた。

プロダクト戦略マネージャーのブルーノ・モイタ氏は、「“サーベル”と呼ばれるフロントのクローム(ヘッドライト先端から走るクロームのライン)はDS5の斬新な特徴といえるでしょう。このサーベルによってDS5は様々な表情を見せます」と話す。また、このサーベルによって、ボディを長く見せる効果もあるとした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る