2011年12月、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。スウェーデンのEVベンチャーに買収されることが決定した同社が、最後のサーブ車を米国で販売することが分かった。
これはサーブのファンサイト、『SAAB WORLD.NET』が伝えたもの。米国で、『9-3』と『9-5』の合計900台の最終サーブが販売されると告げられている。
この900台、新車として米国に輸入されながら、米国の3か所の港で長期に渡り、保管されてきた。それは、サーブ本社の経営破綻に伴い、サーブの米国法人も営業を停止。これらの900台は、販売ができなくなったからだ。
同サイトによると、900台のうちの300台は、サーブの米国法人に対して債権を持つ米国のサーブディーラーへ分配。各ディーラーでは、新車価格の30-50%引きでディスカント販売する見込みだという。
残りの600台は、レンタカー会社へ販売されたり、オークションにかけられたりする予定とのこと。