超小型モビリティ、申請は自治体経由を想定…国交省

自動車 社会 社会
日産ニューモビリティコンセプト
日産ニューモビリティコンセプト 全 8 枚 拡大写真

6月27日、東京都内で行われた電気自動車普及協議会の超小型モビリティ部会では、今月国土交通省からガイドラインが発表されたことを受け、同省から2名の担当者が招かれた。そのひとり、関東運輸局自動車技術安全部技術課長の小笠原雅則氏は、次のように状況を説明した。

【画像全8枚】

「超小型モビリティについては、軽自動車をベースとして、道路運送車両法の保安基準第55条にある『基準の緩和』の適用を考えています。適用を認めるのは当該地域の地方運輸局長に申請する形とし、地域や目的などを限定しての使用を想定しています」

実際には、同じ地域内では共通の申請内容となる可能性が高いことから、超小型モビリティを開発する企業が直接、当該地域の地方運輸局に申請を行うよりも、地方自治体を通しての申請になるのではないかと語った。

「地方運輸局長が申請を認める形となりますので、当面、超小型モビリティは走行地域が限定されることになります。これについては、GPSなどを用いて位置情報を収集し、それに基づいて管理をしていきたいと考えています」

小笠原氏によれば、保安基準第55条の『基準の緩和』は、これまでも低床型トレーラーなどに適用されており、仮に超小型モビリティに適用されたとしても、初めての事例ではないという。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る