JX日鉱など3社、微細藻燃料開発推進協議会を設立

自動車 ビジネス 企業動向
微細藻燃料(イメージ)
微細藻燃料(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

JX日鉱日石エネルギー、IHIおよびデンソーは27日、3社が発起人となり、微細藻燃料開発推進協議会を設立したと発表した。

微細藻燃料は、日本では、エネルギー資源の多様化や、エネルギー自給率の向上に貢献できるとして注目されている。また、既存の石油製品と同等に扱えるため、新たな燃料供給インフラの投資が不要。さらに、既存のバイオ燃料で懸念されている食料との競合を回避するだけでなく、抽出残さは飼料等としての利用も期待できる。

これまで発起人3社は、それぞれのアライアンスによる技術開発に取り組んできた。しかし、実用化にあたっては、培養、油分の抽出、燃料化といった各工程の技術開発の課題を解決し、一貫生産システムの構築を行うことが必要。今回、各企業のアライアンスにとどまらず、産官学のオールジャパンでの取り組みとするため、同協議会の設立を決定した。

協議会は27日、設立総会を開催し、民間企業10社を主体としてスタート。参画企業は3社のほか、日立プラントテクノロジー、三菱商事、出光興産、ユーグレナ、ネオ・モルガン研究所、いであ、ヤンマーの7社。

今後は、学識経験者や関係行政のアドバイスを受けながら、微細藻燃料製造の技術開発における共通の課題抽出や解決策の検討、必要な施策の提言等を行い、2020年度までに微細藻燃料の一貫生産システムの確立を目標に取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る