JR東海は28日、東海道新幹線の車両基地建物の耐震化工事を実施すると発表した。
同社では、東海道新幹線の地震対策として、第二指令所を新設したほか、高架橋柱・盛土等の土木構造物の耐震補強、脱線・逸脱防止対策、地震防災システムの機能強化などを推進。さらに、車両の全般検査を行う浜松工場や電力・信号・通信の重要な電気関係機器を収容する建物についての耐震化を進めている。
今回、車両の定期検査・修繕を行う4つの車両基地についても必要な耐震化を行うこととした。耐震化を実施するのは、大井車両基地(東京都品川区)、三島車両所(静岡県三島市)、名古屋車両所(名古屋市中村区)、鳥飼車両基地(大阪府摂津市)の4か所。工事費用は43億円。
車両基地の耐震化により、東海道新幹線の駅や列車運行に関わる建物は全て耐震化されることになる。